スタッフブログ
続々とスタート地点に選手が集まってきました。
同時に後援会スタッフ、ファンのみなさんも集結。
すかっと澄み切った青空に大きくひるがえる何本もの赤い大きなチームフラッグ。そして青空に映える純白の「夢へ」のフラッグ!
その光景はまるでJリーグのスタジアムのよう。
鳥肌がたち、胸の鼓動が高まります。
今日は1周12.3キロのコースを16周回する約200キロの過酷なレース。
過酷さを予想させないカウントダウンの後の静かなスタート。
しかし、早速2周目あたりから16人の逃げグループが形成され、その中には福島晋一選手・康司選手、新城幸也選手も入っている。
この日も梅丹本舗・GDRは積極的に動く。いつも通りだ。
相変わらず晋一選手は調子良さそう。
一旦は約2分近くまで集団との差を広げた。
しかし、エース格の別府選手が入っていない逃げ集団をスキルシマノが容認するはずもなく、集団を引いて必死の追走。
これにより相手チームに足を使わせることになるため、梅丹本舗・GDRにとっては非常に良い展開となった。
この辺りまでは私たちも比較的冷静な気持ちで情勢を見守ることが出来ました。
そう、この辺りまでは・・・。
そして、7、8周目。スキルシマノ中心に追いかける集団が先頭集団を捕らえた。
ここで晋一選手が前へ出る!
再び11人の先頭グループが形成された模様。
しかし、応援する私たちには実際に目の前を通過するまでは誰が入っているのか
全く分からなかった。
来た!! 「晋一さん!」 「康司!」 「ナカジー!」
・ ・ ・ い な い。
確かにいなかった。 「あれっ?幸也は」 「幸也君がいない!!」 「どうしたんだろう?!
メカトラ?」などなど周りは騒然となった。
新城幸也選手が入っていなかったのです。
一瞬嫌な汗が出ました。
しばらくしてやって来たメイン集団。
そこに幸也選手を見つけることが出来ました。
これによりスキルシマノも引くのを止め、ゆったりとしたペースで進んで行った。
集団には岡崎選手、宮澤選手、清水選手、新城選手、菊池選手が含まれている。
有力選手同士の牽制からか全くペースが上がらない、全く動きがない。
先頭グループとの差がどんどん開いていく。
2分、3分。
「まさかこのまま先頭グループで決まらないよね。」 「微妙になってきたな。」
こんな会話が周りからも聞こえ出した。
何とか勝負してほしい。そう思った。
とその時、岡崎選手が単独で前を追い始めた。
「男、岡崎ここにあり!」
もちろん大歓声が巻き起こります。
「俺たちがついてるぞ!」
そして次は幸也選手。単独だ。
ここから追いつけるか。がんばれ!
まずは岡崎選手と合流。
二人で前を追う。 残り5周。
メイン集団と先頭集団との差は5分以上。
岡崎さん、必死の形相で走る。 そして、燃え尽きていきました。
「岡崎さん。勇気をありがとう!」
幸也選手が一人で前を追う。
その諦めない姿に大歓声。
「幸也!頑張れ!」 「あきらめるな!」 「まだいけるぞー!」
思いのこもった叫びがあちこちから聞こえてきます。僕自身も心の底から叫びました。
しかし、さすがに一人では厳しく先頭との差は広がるばかり。
それでも踏むのを止めない。
それは前に残っているチームメイトを助けるため・・。
自分が追うことで前にいる他チームの選手にプレッシャーを掛けるために。
幸也選手は最後の2時間、心拍数170台で走り続けたそうです。
「幸也君。熱い走りをありがとう。」
そしてラスト一周。
先頭集団7人に残る福島晋一選手、福島康司選手、中島選手に勝負は託された。
他チームのメンバーを見る限りスプリント勝負では不利か。
ここから梅丹本舗・GDRの渾身の波状攻撃が始まる!
「康司選手、アタック!」 捕まった。 「ナカジ、アタック!」 捕まる。 「また、康司が行った!」
その後も繰り返しアタックし続ける二人。
そして、力尽きていきました。この時愛三工業の西谷選手なども脱落しました。
「康司さん、ナカジ、最高でした。ありがとう。」
勝負は最後のゴールスプリントに!
キャプテン晋一選手にすべての思いを託す。
ゴール地点に観客が集結。
スタート時と同じように、赤い大きなチームフラッグが宙に舞う。 激しくはげしく青空に舞う。
まだその姿が見えない時から、絶叫にも悲鳴にも聞こえる叫び声がこだまする。
「晋一!」 「晋一さん!勝ってー!」
「絶対負けるなー!」 「晋一!」 しんいちさーん! ・ ・ ・
・ ・ ・
忘れない。 この悔しさを・・・。
泣き崩れる人。その場に座り込む人。涙をこらえじっと前を見たまま動かない人・・・。
真っ白になった頭の中で「ふっ」と思った。
「ゴール後にこんなに泣いている人がいるレースって初めて見たな・・。」
今回、チームは大切なものを忘れてきてしまいました。
全日本チャンピオンジャージという大切なものを。
でも彼らのことです。
きっと取りに戻ってきます。
取り返しに来るはずです。
大切な忘れ物だから・・。
と、このブログを書いているその時!携帯電話が鳴った。
「浅田です。岡崎が(全日本個人タイムトライアル)優勝しました!」
夢は終わらない。
A dream is not over.
エキップアサダ後援会 田之頭
同時に後援会スタッフ、ファンのみなさんも集結。
すかっと澄み切った青空に大きくひるがえる何本もの赤い大きなチームフラッグ。そして青空に映える純白の「夢へ」のフラッグ!
その光景はまるでJリーグのスタジアムのよう。
鳥肌がたち、胸の鼓動が高まります。
今日は1周12.3キロのコースを16周回する約200キロの過酷なレース。
過酷さを予想させないカウントダウンの後の静かなスタート。
しかし、早速2周目あたりから16人の逃げグループが形成され、その中には福島晋一選手・康司選手、新城幸也選手も入っている。
この日も梅丹本舗・GDRは積極的に動く。いつも通りだ。
相変わらず晋一選手は調子良さそう。
一旦は約2分近くまで集団との差を広げた。
しかし、エース格の別府選手が入っていない逃げ集団をスキルシマノが容認するはずもなく、集団を引いて必死の追走。
これにより相手チームに足を使わせることになるため、梅丹本舗・GDRにとっては非常に良い展開となった。
この辺りまでは私たちも比較的冷静な気持ちで情勢を見守ることが出来ました。
そう、この辺りまでは・・・。
そして、7、8周目。スキルシマノ中心に追いかける集団が先頭集団を捕らえた。
ここで晋一選手が前へ出る!
再び11人の先頭グループが形成された模様。
しかし、応援する私たちには実際に目の前を通過するまでは誰が入っているのか
全く分からなかった。
来た!! 「晋一さん!」 「康司!」 「ナカジー!」
・ ・ ・ い な い。
確かにいなかった。 「あれっ?幸也は」 「幸也君がいない!!」 「どうしたんだろう?!
メカトラ?」などなど周りは騒然となった。
新城幸也選手が入っていなかったのです。
一瞬嫌な汗が出ました。
しばらくしてやって来たメイン集団。
そこに幸也選手を見つけることが出来ました。
これによりスキルシマノも引くのを止め、ゆったりとしたペースで進んで行った。
集団には岡崎選手、宮澤選手、清水選手、新城選手、菊池選手が含まれている。
有力選手同士の牽制からか全くペースが上がらない、全く動きがない。
先頭グループとの差がどんどん開いていく。
2分、3分。
「まさかこのまま先頭グループで決まらないよね。」 「微妙になってきたな。」
こんな会話が周りからも聞こえ出した。
何とか勝負してほしい。そう思った。
とその時、岡崎選手が単独で前を追い始めた。
「男、岡崎ここにあり!」
もちろん大歓声が巻き起こります。
「俺たちがついてるぞ!」
そして次は幸也選手。単独だ。
ここから追いつけるか。がんばれ!
まずは岡崎選手と合流。
二人で前を追う。 残り5周。
メイン集団と先頭集団との差は5分以上。
岡崎さん、必死の形相で走る。 そして、燃え尽きていきました。
「岡崎さん。勇気をありがとう!」
幸也選手が一人で前を追う。
その諦めない姿に大歓声。
「幸也!頑張れ!」 「あきらめるな!」 「まだいけるぞー!」
思いのこもった叫びがあちこちから聞こえてきます。僕自身も心の底から叫びました。
しかし、さすがに一人では厳しく先頭との差は広がるばかり。
それでも踏むのを止めない。
それは前に残っているチームメイトを助けるため・・。
自分が追うことで前にいる他チームの選手にプレッシャーを掛けるために。
幸也選手は最後の2時間、心拍数170台で走り続けたそうです。
「幸也君。熱い走りをありがとう。」
そしてラスト一周。
先頭集団7人に残る福島晋一選手、福島康司選手、中島選手に勝負は託された。
他チームのメンバーを見る限りスプリント勝負では不利か。
ここから梅丹本舗・GDRの渾身の波状攻撃が始まる!
「康司選手、アタック!」 捕まった。 「ナカジ、アタック!」 捕まる。 「また、康司が行った!」
その後も繰り返しアタックし続ける二人。
そして、力尽きていきました。この時愛三工業の西谷選手なども脱落しました。
「康司さん、ナカジ、最高でした。ありがとう。」
勝負は最後のゴールスプリントに!
キャプテン晋一選手にすべての思いを託す。
ゴール地点に観客が集結。
スタート時と同じように、赤い大きなチームフラッグが宙に舞う。 激しくはげしく青空に舞う。
まだその姿が見えない時から、絶叫にも悲鳴にも聞こえる叫び声がこだまする。
「晋一!」 「晋一さん!勝ってー!」
「絶対負けるなー!」 「晋一!」 しんいちさーん! ・ ・ ・
・ ・ ・
忘れない。 この悔しさを・・・。
泣き崩れる人。その場に座り込む人。涙をこらえじっと前を見たまま動かない人・・・。
真っ白になった頭の中で「ふっ」と思った。
「ゴール後にこんなに泣いている人がいるレースって初めて見たな・・。」
今回、チームは大切なものを忘れてきてしまいました。
全日本チャンピオンジャージという大切なものを。
でも彼らのことです。
きっと取りに戻ってきます。
取り返しに来るはずです。
大切な忘れ物だから・・。
と、このブログを書いているその時!携帯電話が鳴った。
「浅田です。岡崎が(全日本個人タイムトライアル)優勝しました!」
夢は終わらない。
A dream is not over.
エキップアサダ後援会 田之頭




